2024/04/16 01:42
POLYLOG Workshop
at fons
12(金)の夜、fonsで初めてのBook Club（読書会）が開催されました。
初めて参加者を公開募集した今回は、 Vacantが昨年出版した「Vacant/Edition #1」に収録されている、文化人類学者・渡辺文さんのエッセイ『救いの編まれる場―文化空間学をめぐって』をテーマに開催いたしました。
フィジーにおける深刻な女性へのDV問題と、その被害者を支える工芸コミュニティとの出会いとその意義について書かれた素晴らしいエッセイです。
女性たちのゆるやかなつながりの中で、
家以外にも、自分の安全地帯があるのだと思える状態構築は可能なのか。
しかし、そういった"場"を作ったとしても、根本的な解決はできないのではないか。
解決はなかなか難しいかもしれないが、現在の状況をまず乗り越えることが重要ではないか。また、その過程で、純粋な心で物をつくり続けて欲しいと願う。
参加者の方々の意見をお聞きしながら、自分もいろいろと頭の中で思い巡らせておりました。
fons閉店後の20:00から始まり、あっという間の2時間！
読書だけでなく、様々な話題に触れながら、皆さまと心豊かな時間を過ごせました。
また、永井さんの落ち着いた姿勢と穏やかな声がとても心地よく、自然な形で深い話題についても議論することができ、有意義な交流を生み出していました。
そして、皆さまのおすすめの本や映画、ポッドキャストを教えていただき、今後の楽しみも増えたり‥
ご参加いただいた皆さま、遅い時間まで本当にありがとうございました！
では、次回のBook Club開催をお楽しみに‥‥
